ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2024.7.28 15:13ゴー宣道場

愛子さま祭りを通して思うこと

スペシャルイベント「愛子さましか勝たん!」
ご参加の皆さまはお楽しみいただけたでしょうか。
当日は控え室と舞台を行ったり来たりだったので、
あらためてYouTubeを視聴しました。
スペシャルイベントに相応しい盛り上がりでした!

第2部で、高森先生が天皇のありように言及された際、
そのアナロジーとして、美智子さまの看護にまつわるお言葉について
触れられました。

「医療がそのすべての効力を失った後も患者と共にあり、
患者の生きる日々の体験を、意味あらしめる助けをする程の、
重い使命を持つ仕事」

これは平成8年に日本看護協会創立50周年における
皇后陛下(当時)のおことばです。

全文はこちら
日本看護協会創立50周年記念式典
(読んでね)

第一部と第二部は、総じて言えば、
看護職のように真に他者に寄り添うことの尊さ、
それを「天皇」が担っていることを
私たちがあらためて確認する時間であったように思います。

第一部(オープニング)、小説「看護師の愛子」。
神が与えたもうたとしか思えない愛子さまの
やさしさ、温もりが、じわわわ〜っと五感を通じて
心に染みわたりました。涙腺ゆるみまくり。

第二部、森暢平先生の歴史的経緯を踏まえた洞察力、
森由里子さんの愛子さまがスメラミコトであるという
確固たる信念、矢部万紀子さんのご自身の体験からくる
女性皇族への視点、ゲストそれぞれの言葉が
多角的な視点を与えてくれました。
その上で、美智子さまの看護にまつわるおことばについて、
考えさせられました。

目に見えることは、わかりやすいし評価されやすい。
医者なら手術が成功したかどうか、病気が治ったかどうか。
でも看護の仕事は、さまざまな業務がありながら
直接的かつ客観的に評価しづらい。
ともすれば医者の補助、サブ、サポートなどなど、
一段下に見られがち(最近のテレビドラマでも、
看護師をあからさまに下に見る医者の姿があった。
ステレオタイプな描き方だけれど)。

誰かを思いやって世話をする。
これ自体が「エッセンシャル」なはずなのに、
美智子さまがおっしゃるとおり、
生きる日々の体験を意味あらしめるかどうか
という重要な役割を担っているのに、
実社会では目に見える基準がないから見過ごされてしまう。
当たり前だと思われてしまう。
これは先日の「女性活躍」の議論にも通じることだと思う。
一般的に、多くの女性が担っている子育てや家族の世話・・・。
人が人として生きるのに、それがどれだけ大切なことか。

天皇は、国家における「慈悲深い母」だ。
「医療がそのすべての効力を失った後も患者と共に」
あるのと同様、
「政治がそのすべての効力を失った後も国民と共に」
あろうとしてくださっている。
そして愛子さまは、中学生のときに書き著した小説のままに、
日本赤十字社に就職された。
看護の持つ本来の力を知り、それを尊び、
また自らもその力を身につけようとなさっている。
国の母たらんとするに、これほど相応しい方が
いるだろうか。

第三部では、そんな愛子さまへの「愛」が存分に、
エンターテインメントとして、見事に昇華されていました。
まさに天岩戸開きの祭り!!!
目に見えないやさしさを感じ取り、感謝し、尊ぶ。
それは単に女性的なやさしさが「いいね!」という話でなく、
国家の安寧を願う者なら等しく感じとらなければならない
「やさしさ」でもある。
それが本当の意味での「保守」だ。
第三部は、その感性を知らしめようとする営みにも思えました。

(おまけ)
全員「私が一番美しい」と思っている
バックコーラス隊でっす。


よしりんバンドのドラマー、ともしら王子の
BOXにデコレーションする時間がなかったので、
とりあえずステッカーだけこっそり置いてみました。


まー隊長はじめ設営隊の皆さま、お疲れさまでした!!
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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